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漆喰
2020年09月03日(木)
”神戸市北区・神戸市西区で外壁塗装・屋根塗装ならプロタイムズ有馬店株式会社楪にお任せください。”
こんにちは。株式会社 楪 東です。
今回知ってて得するお話をさせて頂きます。
日本古来から普及している漆喰壁ですが、分からない事が一般の人にはあるかと思います。
漆喰壁とは・・・・・
そもそも漆喰は、防火対策のために室内の壁に塗られるようになった訳ですが、昔の壁は下地が土でした。土壁の上に、消石灰で出来た漆喰を、1mm、2mmの厚さで施工します。
古き良き時代の日本家屋は壁の厚さが、15cmも20cmもありそれが土で出来ています。そして下地を含めた壁全体で、湿気を吸ったり吐いたりするのです。だから、下地が土壁であればたとえ仕上げが1mm、2mmの漆喰であっても、十分に調湿性能を発揮出来るのです。
現代では、土壁ではなく石膏ボード(プラスターボード)で施工するこが多いので調湿性能がありません。したがって、プラスターボードの上に、漆喰を1mm、2mm塗っても、調湿性能が期待出来ません。
調湿する建材には、JIS規格に70g/㎡/24h以上調湿すると、調湿建材に該当します。
本来の漆喰の調湿性能は、40g/㎡/24h程度と言われていますので、漆喰は調湿建材に該当しません。
漆喰と呼ばれる塗り壁材は、消石灰を原料にして作られます。性質は強アルカリ性です。
また、漆喰の原料である消石灰は、水を加えて練っても施工できません何故なら糊や接着剤を加えないといけないです。
昔は、ツノマタといった海藻のりや、つなぎとしてワラやスサといった天然繊維が使われていました。でも今では、接着剤や化学糊が使われています。
漆喰は化学反応で固まる訳ではなく、水分が揮発することで、漆喰の主原料である消石灰は、空気中の炭酸ガスと反応して硬くなります。
つまり、何十年もたった漆喰は岩のように硬くなります。 表面1mm、2mmの施工なので硬くなるにしたがって、調湿性能も低下します。
強アルカリ性≒ カビの発生を抑える
強アルカリ性≒ 風邪などのウイルス対策
期待大<期待少
施工直後≒強アルカリ性
でも、5年ほどで中性化するので、カビも生えます。
近年、漆喰調と言う材料を良く見ます。塗料メーカーさんや建材メーカーさんが日々研究開発を努力して頂き、良い物を提供することで一般の方々に快適な生活環境を提供していきたいと思います。
又、弊社でも内外壁に施工をさせて頂きますのでご不明・ご相談等有りましたらお問い合わせください。
追伸。昔から存在する漆喰、私的には素晴らしい素材・仕上がりだと思います。
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