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現在、戸建ての外壁として一番使われているのが、サイディングの外壁です。
サイディングの外壁に塗装は必要なのでしょうか。
結論から言うと、サイディング外壁にも塗装を行う必要があります。
今回は、外壁塗装におけるサイディングに塗装が必要な理由についてや、サイディング塗装を行う流れについて紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□サイディングに塗装が必要な理由について

サイディングの外壁は常に外気にさらされています。
そのため紫外線や雨風の影響で劣化します。
これは、サイディングに限らずいえることです。
劣化現象として、チョーキング現象や外壁のひび割れ、塗装の剥がれ、外壁の色あせ、カビや藻の発生などが主な劣化現象です。

チョーキング現象→壁を触ると白い粉が付く現象のことで、放置すると雨が侵入する恐れがあります。
塗装の剥がれ→前回塗装した塗膜が剥がれる現象になります。
外壁の色あせ→外壁塗装を行った時と色が違ったり薄くなっていたりする現象のことを言います。

外壁のひび割れも、放置しておくと建物の内部にある断熱材にカビが発生してしまう可能性があるため注意しましょう。

□サイディング塗装の流れについて

サイディング塗装の流れを紹介していきます。

1日目は足場を設置していきます。
施工を行う際に塗料が飛散しないように、飛散防止ネットも張っていきます。この日は足場を組み立てて作業は完了です。

2日目は高圧洗浄を行い、外壁の汚れや前回の塗装の塗膜を落としていきます。
洗浄を行うことで塗料とサイディングの密着性も上がり、塗膜の剥がれや接着不良も防止できます。洗浄後はよく乾燥させます。

3日目は、シーリングの打ち替え工事を行っていきます。
サイディングボードのつなぎ目にシーリングという止水材が打たれています。
古くなったシーリングをカッターなどで綺麗に剥がし、新たにシーリング材を注入していきます。（場合によっては2日かかる場合もあります。）

4日目から6日目までは塗装を行っていきます。
外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本となっています。
塗装を行うごとにしっかりと乾燥をさせてから塗料を重ねることによって、塗膜が長持ちしてくれます。

しかし、雨や雪で塗装作業が中断し、工事の期間が伸びることもあるので注意が必要です。

7日目は、点検と足場解体を行っていきます。
外壁塗装の仕上がりを確認して、塗装できていない部分が無いかや気になる部分は無いかを確認していきます。

足場の解体を終えると塗装工事の作業は終了になります。

サイディング塗装は自分で行うことも可能ですが、高所での作業だと転倒してしまう恐れもあるため危険が伴います。
実際に自分で塗装を行う際の施工の流れも紹介します。

最初に水洗いを行い、外壁の汚れやカビを落としていきます。
水洗いを行ってから次の塗装を行うまでに1日乾燥させます。

次に養生を行っていきます。
塗料が近隣の住宅に飛散しないようにビニールやガムテープを使用して外壁を覆っていきます。

養生が終わったら塗装に入ります。
自分で塗装する場合も、下塗り、中塗り、上塗りの3回に分けて行ってください。
塗装終了後は、塗装できていない部分が無いかを入念にチェックするようにしましょう。

最後に、ゆっくりと養生を剥がしていきます。
はがすときは、テープに付着している塗料が周囲を汚してしまう可能性もあるので十分注意しましょう。

塗装の部分が少ないと自分で塗装を行っても良いかもしれませんが、塗装の範囲が広いとその分だけ危険性も上がります。
また、洗浄で十分にホコリや前回の塗装を落とせていないと、すぐに塗膜が剥がれます。
そのため、その補修で結局コストがかかってしまいます。

このことを踏まえると、やはり外壁塗装は弊社の様な塗装専門店に依頼することをおすすめします。

□サイディングは何年で塗装が必要かについて

サイディング材の耐用年数は20年から40年と言われていますが、定期的なメンテナンスは必要になってきます。
サイディングの種類として、金属系や窯業系、木質系などがあります。

窯業系のサイディングは耐用年数が20年から40年で、8年から10年で塗装やコーキングのメンテナンスが必要になってきます。
金属系のサイディングは耐用年数が20年から40年で、10年から15年で塗装が必要になってきます。
木質系のサイディングは耐用年数が15年から40年で、3年から10年で塗装が必要になってきます。

この4種類のサイディングはコーキングの補修も必要です。
コーキングは5年から10年を目安に補修しましょう。

□まとめ

サイディングかどうかにかかわらず、外壁は常に外気に晒されていて雨や紫外線の影響を受けるため、定期的な塗装が必須になります。
サイディング材の耐用年数は20年から40年ですが、定期的に塗装メンテナンスを行ってください。
サイディングの種類によってもメンテナンスを行う年数が異なるため、今回の記事を参考に確認しておきましょう。

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