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外壁塗装の色選びで失敗しないためには?成功するための手順も紹介します!
2023年05月22日(月)
外壁塗装をするのは数年か数十年に一度のことなので、満足のいく仕上がりにしたいですよね。
外壁は家のイメージを決める大きな要因の1つなので、色選びを失敗したくない、という方がほとんどでしょう。
そこで今回は、外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイントと、色選びの手順を紹介します。
□外壁の色を選ぶ際の基本的な考え方は?
外壁の色を選ぶ際には様々な色を考える前に、ベースとなる考え方を4つ知っておくことで、納得する色選びができます。
1つ目に、汚れの目立つ色には注意することです。
雨やホコリ、黄砂などによる外壁の汚れを完璧に防ぐことは不可能に近いです。
もちろん汚れにくい塗料の種類もありますが、汚れが目立つ色をベースにした場合、汚れた部分が目立ってしまいます。
具体的には、白や黒などに近い、明度が高すぎたり低すぎたりする色の場合には汚れが目立ちやすいです。
外壁を汚す原因の多くは、中間色に近い、砂や黄砂、カビ、コケ、排気ガス、ホコリであるため、グレーやクリームに近い色は汚れが目立ちにくいです。
2つ目に、鮮やかな色は経年劣化が目立つことです。
そもそも、外壁が色あせする原因は太陽の紫外線によるものと言われています。
鮮やかな色である原色系は、「有機顔料」と呼ばれる色あせを進ませる材料を多く含んでおり、時間経過によって彩度が低下したりつやを失ったりしてしまいます。
青系は色あせが起こりにくいですが、赤や紫は色あせが起こりやすいです。
3つ目に、景観に気をつけることです。
住宅街に家を建てる場合や街の雰囲気が統一されている場合、調和した色を選ぶのも考え方の1つであり、周りに合う色を選んだ際には、近所の人との関係も保ちやすいです。
もちろん、隣の家の外壁と似た色にする必要はなく、近辺一帯の住宅の雰囲気に合う色を選ぶことをおすすめします。
また、立地についても配慮すべきであり、周辺が自然豊かな場合は緑に馴染む色を選んだり、大通りに近い場合は汚れが目立ちにくい色を選んだりするのが良いです。
4つ目に、面積効果に配慮することです。
面積効果とは、大きい面積と小さい面積で同じ色を見た場合、色の感じ方が違うと感じる効果です。
カラーサンプルから色を選ぶ際には、実際よりも明るい色はより濃く、暗い色はより淡く見えてしまうため、実際の使用例を聞くことをおすすめします。
□外壁の色選びを失敗しないためには?
外壁の色選びを失敗しないためには3つのコツを押さえる必要があります。
1つ目に、色の見え方は時間や天気によって変わることです。
色の見え方は時間帯や天候によって変わり、夕方であれば外壁に赤みがかかったり、太陽が当たらないと暗めに見えたりします。
カラーサンプルを見る際には、屋内だけで見るのではなく、屋外や明暗の差がある場所で判断することをおすすめします。
2つ目に、外壁はツヤによっても印象が変わることです。
外壁のツヤは光が当たった際の光沢のことを表し、外壁塗装においては色選びと同様に大切なポイントです。
ツヤについては、ツヤありやツヤなしのほか、七分ツヤ、五分ツヤ、三分ツヤから選べるため、好みのツヤの出し具合を選択できます。
一般的には、ツヤなしの場合は明るめの色を選ぶことで暗いイメージを抑え、ツヤありの場合は暗めの色を選ぶことで落ち着いたイメージに仕上げます。
3つ目に、ツートン外壁にする際は組み合わせに配慮することです。
ツートン外壁とは、外壁塗装の色を上下左右で分けたり、凹凸(おうとつ)のある部分のみの色を変えたりするデザインです。
ツートン外壁はそれぞれの色の組み合わせが大事であり、具体事例やカラーコーディネートを参考に選ぶのをおすすめします。
□外壁塗装を成功するための手順をご紹介!
色選びには3つのステップがありますが、外壁塗装を成功させるためにそれぞれのステップを着実に行いましょう。
1ステップ目に、色見本で色を絞ります。
まずは、施工業者の持つカラーサンプルから、候補となる色を挙げることから始まります。
先程説明した通り、カラーサンプルだけで選ぶと色の面積効果によって、想像した色と違ってしまいます。
このことを押さえた上で、色を選択しましょう。
2ステップ目に、カラーシミュレーションを行います。
色を選択した後には、カラーバリエーションを行います。
カラーシミュレーションとは、住宅の写真をデータとして取り込み、外壁や屋根の色を変えてシミュレーションするものです。
シミュレーションは個人でもできますが、専門会社に自宅の写真でシミュレーションしてもらうことで、実際の仕上がりに近い色を選べます。
3ステップ目に、大きいサイズの色板で最終確認します。
最後のステップとして、A4サイズの色板で最終決定します。
今までのステップでは、イメージに近い色を選ぶことが目的であり、この段階で微妙な調整を行います。
カラーサンプルは小さいため、色の面積効果が起こってしまって「カラーシミュレーションは色の違いがでます。
そのため、A4サイズの色板で確認することで、仕上がりの色を納得のいくものに仕上げます。
□まとめ
今回は、外壁塗装の色選びを失敗する原因と、成功するための手順を紹介しました。
外壁塗装の色選びの基本として、汚れや経年劣化も加味した上で選ぶ必要があります。
また、色選びを失敗しないために、時間による変化や天候による変化があることを適切に把握し、丁寧に色を選ぶことが大切です。
なにか不明な点がある場合や依頼がある場合は、お気軽にご相談ください。
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